◆解説◆わかりやすい◆このエピソードは今度のパズドラオンリーCOMBO8で出るハーティア様回復タイプ本とsenaセンセイ本の前日譚です◆


「やっぱり、香りが段違いだわ。遥々ジュノースから取り寄せてもらった甲斐があったわね~」

メリディスは仄かにオレンジが香る紅茶を楽しみながら、のんびりと話す。集まった神界の女神の面々は、好き好きにお喋りの花を咲かせていた。

空中都市ジュピテルの一角にあるプライベートガーデン。「お昼時にちょっと眠くなるくらいのタイミング」に集まり、雲海と空中大都市を眺めながらお茶会を開くのが、女神たちの習慣だ。

「うんうん、おやつ休憩にはうってつけだ」

「さっきまで神理院脱走して仕事サボってた方が何言ってるんですか」

紅茶だけに飽き足らず、遠慮なくクッキーを貪るメタトロンを見て、呆れ気味にヴァルキリーのシエルが呟いた。

「メタトロン様、昨日の夜もバーでお会いした気がします」

アウラはストローでリンゴジュースを飲みながら、いつも通りに淡々と話す。

「お、よく覚えてるな! 流石は優等生アウラじゃん」

「随分優等生の基準が低いですね」

ケラケラ笑うメタトロンに対し、シエルにも負けず劣らずの切れ味鋭い突っ込みを繰り出すアウラ。

「……片っ端からボトル空けてたのはどこのどいつよ……」

散々昨晩酒づくりで労働させられたノクタリアはというと、今にでも殴りかかろうかという勢いでメタトロンを睨みつけていた。「す、すみません……」と何故かシエルがぼそぼそと謝罪する。

「あら! メタトロンちゃん、もしかしてあの後またおサボりしてたの? 天使やHEARTSの皆さんを困らせちゃいけないわ」

メリディスが至極真っ当に自称自由神・メタトロンをたしなめると、自由神は両手でおどけながら弁解した。

「わかってるって! ちゃんとやることやってから、お茶会にも来てるんだからさ」

「一時間仕事した後五時間休んでるのメタトロン様くらいですよ」

シエルが直近記録したタイムカードを見返しながら速攻で突っ込む。